今週から鍼灸学校の冬休みだ。いつも週末に書いているブログだったが、「明日から休みだし、月か火にでもゆっくり書けばいいか~。」なんて思っていたら、もう明日は水曜日ではないか!光陰矢のごとし。

さて、昨日は午前中仕事に行き(そう、短時間でできるときだけ、ほんのちょこっと働いているのです)帰りに中之条の「うた種」という店に寄った。久しぶり。

何屋さんかと聞かれると、説明が難しい。手芸の材料が売っていて、店でも手芸ができるお教室を開いていて、ネコグッズがたくさんあって、ミニギャラリーがあって、別館には宿泊ができるところがあって、お茶できるスペースがあって。

写真で見ていただこう。

ロケーションが、建物が、素晴らしすぎる。窓からは吾妻川と空が見えるようになっている。

かわいい!ステンドグラスの看板。

店内は、静かに手芸をしている女性と店主の方がいらっしゃった。もちろん写真撮影は控える。

音楽は何もかかっていない。かわりに、振り子時計の「カッカッカッ・・・」という音が時を刻んでいる。遠い昔、栃木の祖母の家で似たようなものがあったような気がする。

ふいに、「ダダダダダ・・・。」とミシンが布を這う音が鳴る。それを聞いて、一気に懐かしい過去にタイムスリップする。

幼いときに私の母は「縫う仕事」をしていた。それは主には和裁ではあったのだけれど、幅広く洋裁もやっていたのだ。そのとき仕事場から聞こえてくるミシンの音にそっくりで、懐かしい懐かしい気持ちになった。

いつか私の娘も、よそで徒手検査を受けたり鍼灸治療を受けたりしたときに、かつての母の姿を思い出し懐かしく感じるのだろうか。

冬至の午後の陽を享受しながら、コーヒーを飲む。

ここは時の流れがゆっくりだ。

きっと店主の方が大事にしていることが、この土地と、この建物と、うまく合っているのだろう。

「ん?」という違和感

実は今月半ば、今後の道について、選ぼうと思っていた方向に「ん?」という違和感を感じる出来事があった。社会的にも条件的にも、悪くない道。でも、そもそも本当にそっちの道に進みたかったんだっけ?私は何を大事にしたくて、どう生きていきたくて22年間務めた教員を辞めて今の勉強をしてるんだろう。

「ん?」という出来事、それを初めは「いやなこと、残念な出来事」と捉えてモヤモヤしていた。

そんなとき、先週半ばに学校付属の鍼灸サロンにて施術してもらう機会があり、そんな思いをぽろっと軽く吐露する機会があった。全部しゃべったわけでも、すごくアドバイスをもらったわけでもない。でも、目からうろこな事をズバッと言ってもらい、私の正直な気持ちも吐き出せて、まさに「ツボを得た」対話だったと思う。鍼灸にしてもマッサージにしても整体にしても、直接からだに触れる施術というのは心の鎧が外れる。

1日経って、私は

「いつか将来、『あのとき「ん?」という出来事があったからこそあの道に進まずに済み、お陰で別の道に進んだ結果、幸せに充実した毎日を送れています。よかった!違和感感じた出来事にかえって感謝!』とできていれば最高じゃない?」と考えた。

転機になる鍼灸施術、そんなこともあるのだと思う。