まるで梅雨が明けたかのような暑さ。太陽が明るい。

陽の季節がやってきた。

前回はすっかり脾がやられたというような記事だったが、お陰様で段々と回復傾向で、おいしく食べられている。

7月上旬に、いつものDr.さやかのところにかかりに行ったのだけれど、もう先生も私もこの脾虚の傾向は分かって慣れていて、いつもの六君子湯とクエンメット錠(消化の手助け用)をもらってきた。私は先生に「ボーンブロスでだんだんと治していきます。」と言いながら。

さて、言わずと知れた胃はタンパク質を消化するところなのだけれど、胃酸がしっかり出ていないとペプシノーゲンをペプシンという消化酵素に変えることができず、結果消化不良に陥る。タンパク質は本来であれば胃でオリゴペプチドに分解される。その後、膵液のトリプシン、キモトリプシンによってペプチドに分解され、腸液のアミノペプチターゼによってアミノ酸にまで分解される。

だから、タンパク質が私達の身体の材料に変わる前に、一回ここまで分解しないといけないのだ。消化によって。で、このあと無事に身体の材料に作り替える行程がうまくいくかは、また代謝の問題になる。まずは、消化だ。

ボーンブロスは、骨付き肉や魚を、長時間煮込んだスープのことを言う。

これは、アミノ酸がスープに溶け出していて、消化能力が弱い人や病人の心強い味方となる。すでにアミノ酸に分解されているならば、身体にとっては負担が少なく栄養を取り入れられるスープだ。

本当は骨付き肉の場合何時間も煮込まないと骨の成分がうまくスープに抽出されないらしいのだけど、なんとか頑張って2時間くらいの煮込み時間で作ってみた。

こちらの写真はフィッシュボーンブロスを作ったときのもの。

ぶりのアラ。こんなに入って、半額で200円くらい。安い!塩を振って、10分おいたら、熱湯にくぐらして臭みを取る。

合いそうな野菜をざくざく切って一緒に煮込む。味付けは味噌にしてみた。イメージは、漁師が漁船の上で食べるお味噌汁的な。

これを大量に作って、冷蔵庫に保管しながら少しずつ食べる。

他に、骨付きチキンとハーブのスープや、鯛のアラと塩味スープ、骨付きチキンのカレー味スープも作った。

胃酸が思うように出なくて、こんなことやっているけど、胃酸て結局、何からできてるか知ってますか?タンパク質ですよ!胃酸が出ないから、タンパク質分解できてないのに・・・。

そう思うと、こういう私みたいな「虚」の体質は、つくづく養生にも改善にも時間がかかるし、一発で何とかしようと思うことがかなわないなあと思う。育てなければいけないのだ。

でも、一病息災といって、あれこれ不調がある人の方がけして無理をしないし、ふだんから気をつけるし、大きな病気をすることも少ないように思える。私の体質は、母にも似ているけれど、耐糖能の低いところなどは実は父方の祖母(ツルちゃん)譲りだと思っている。その祖母ツルちゃんは、糖尿病の持病はあったもののほぼ身の回りのことは自分でこなしながら96歳まで生きた。だから、私も実は一病息災、長生きするタイプかも知れない。

幼い頃は、ツルちゃんが特に1日何をするでもなくテレビを見たり草刈りしたり洗濯物を取り込んだりお風呂に入ったりふつうに静かな時間を過ごしているのを見て何も思わなかったけど、今から考えるとすごいことだったんだと思う。現在、65歳以上の4人に1人が予備軍も含めた認知症に当てはまるという。また、要介護認定は5人に1人だという。

何かすごいことを成し遂げなくても、高齢になっても日々静かに自立して毎日を送っていたことは、賞賛ものだ。いや、生きて命を私達の世代につないでくれたことが、すごいことか。

投稿者

かおり

2022年度末に22年間続けた教職を辞し、鍼灸学生に。自然・健康・環境に即した医療や生き方を東洋医学を通して学ぶ。晴れて2026年5月より鍼灸師として活動予定。