休日だが実力判定試験3回目だった。午前は西の問題(西洋医学系)90問。午後は東の問題(東洋医学系)90問。
昼休憩のときに、廊下の電子レンジコーナーに並んでいるとサッカー部のK君が「いや~難しかったですね・・・。」と話しかけてきた。「そうだね~。問題文ひねってあったねえ。」
彼は、授業中先生に指名されて答える際には、別に面白いことを言っていないはずなのになぜだか面白いのでみんなが和むという、存在そのものが愛されほのぼの系だ。国試前のピーンと張り詰めた教室で、彼のような存在は貴重。みんなが癒やされる。
思えば、大学を卒業してずっと「クラス」というものを教師という立場で見てきたけど、今は自分が「クラス」の一員として在籍している。そして、男女比2:1、バリバリ体育会系:そうでない人の比2:1、20代~60代のこのクラスで勉強できるのもあともう少しと思うとなんだかさみしい。もうみんな大人だから、小中高大の頃とは過ごし方も付き合い方も違うけど、実技試験前や実習前など厳しい状況の時は声かけ合って何とかやりくりしていくあの感じがけっこう嫌いではなかった。ぜひみんなで国試を受けることができて、みんなで合格し、みんなで卒業できたらいいなと思っている。
煙に癒やされる
この1週間、実はちょっと疲れが出たのか、あまり消化器系の具合がよくなかった。体調が悪いと気分が滅入る。それとも試験前で気分が滅入るから体調が悪いのか・・・。心身一如、どちらも相互に関係しているのだろう。
そんなときは、自分で治療する。まず胃経に鍼。足三里、上巨虚、条口、下巨虚、豊隆、衝陽、陥谷。脾経も。太白、公孫。あ、内関&公孫の組み合わせで八脈交会穴の治療いけるな、ということで、内関も。足背出てるから、肝経の太衝もいっちゃえ。衝陽と太衝は、いつも軸索反射が出る。そして陥谷も。いくぶん食後の不快感が減っている。
次ぐ日はお灸にした。自分への治療は、虚してる場合が多いせいか、お灸の方が合っている気がする。しかし、お灸はね、難しいんですよ。台座灸といって、シールでペタって貼るのはお手軽だけど、そうじゃない本格的なお灸。もぐさをひねって、線香で火をつけるお灸。

学校のお灸の試験はほんとみんな嫌がりますね。とくに男性方。米粒大のお灸を指先で作って、皮膚に上手に据えて、線香で上手に火をつけて・・・とか、指の大きな人にとっては「やってられるか!こんなちまちましたこと!」ってなるらしいです。ひどいと、鼻息でもぐさ、飛んじゃうくらい繊細だし。
でもね。あの煙をくゆらせて、もぐさが赤く延焼していくのを見ている時間に癒やされるんですよ。鍼は、皮膚に刺さっているのをみても「お~♡」とはあまりならないけど、お灸からゆらゆらと煙が立ちのぼるのをみていると何とも癒やされますね。きっと煙草を吸う人もこんな感じなんじゃないかな。ほっと一息。ちょっと一服って。

自分の体調が悪くて気が滅入るとき、不安なとき。それを自分でケアできる手立てがあるって、なんて心強いのだろう。一般の人に鍼は無理だけれど、台座灸なら薬局でも売っているから、できる。いつかセルフケアのためのお灸教室をやってみたいと思っている。