先日、東京へはり師きゅう師国家試験会場の下見に出かけた。
学校では先生に「えっ、もうですか！」（試験は2月なのに、ずいぶん早いという意味だと思う）と驚かれた。けれど、夏が来たら東京は酷暑だろうし、秋が来たら認定実技試験で忙しいだろうし、冬が来たら下見より勉強したいだろうし。行くとしたら今のうち、と思ってのことである。
そもそも、下見しなくてもいいのかもしれないけれど、どうも職業柄（もう辞めたくせに 笑）なのか、心配性なのか、下調べしないと落ち着かない。
前職の教員時代は、遠足やら修学旅行やらの時は、基本下見に出かけた。
授業を終えてから山登りの下見に小浅間山まで登ってきたこともある。
それぞれ、危険箇所はないか、児童生徒に休憩場所をとらせるとしたらどこにするか、トイレや荷物置き場の確認、などなど。
また吹奏楽を長くやっていたが、コンクール前にはホール練習（できれば、本番と同じホール）が欠かせない。
ホールAは残響がありすぎてお風呂場状態だとか、ホールＢはステージが横に広すぎるから、打楽器の音を聞いて吹いていると、テンポに遅れちゃうだとか。事前に現場の様子を知っておくことで、本番慌てることなく、よいパフォーマンスが発揮できるのである。
いざ東京へ
日曜の上りの高速は、空いている。あっという間に埼玉の三芳ＰＡ。（学校近くのインターからは4～50分くらい）ここで休憩をとる。
練馬まで行かず、試験当日と同じく大泉JCT経由の外環～美女木JCT経由の首都高へ。
東池袋ICで降りる。学校の職員の方に事前に聞いていたとおり、サンシャインのすぐ横。
都会の道は運転に自信が無かったので、夫に頼めてよかった。感謝。
当日泊まる予定のホテル、京王プレッソイン池袋。
１階にコンビニが。
ホテル前の通り。まっすぐ行くと、5分ちょっとくらいで池袋駅。
我が校の先輩方が去年受験したときの動画を見たら、当日の朝、この通りでいつもクールな鍼灸学科長が気合いを入れていた。
ホテルのエントランス。
受付は２階かな？
ホテルを後にして、近くのパーキングに車を停める。さすがの夫もちょっとここで道のわかりにくさに手こずる。少しぐるぐるしたが、何とか駐車が済んで、徒歩で池袋駅へ。
当日と同じく、埼京線で板橋駅まで向かってみる。1区間、乗車時間3分、150円。
「ちょっとトイレ。」これが間違い。あっちにもこっちにもあるにはあったのだが、女子の方は長蛇の列！かなり待つ。池袋駅はとにかく混んでいる。
その後、板橋駅下車後、空いた女子トイレの横を通り過ぎ、「こちらで入った方が賢かったかも。」と思う。が、試験当日はどんな様子だか何ともいえない。
板橋駅から、試験会場の大正大学までは、徒歩10分と聞いていた。・・・が、絶対10分じゃ着かない！と思った。けっこう歩く。
おまけに荷物が多かったせいか、蒸し暑かったせいか、何度も休憩を要する。当日は事前に見返したい勉強道具もあるだろうし、もっと荷物は多いだろう。
こういうバッグ買おうかな。
さて、試験会場の大正大学へ。事前に問い合わせして、見学O.K.なことは確認済み。
Ⅰ号館。
ちょっとレトロな4号館。
最先端な感じの3号館。
豪華絢爛、8号館。巨大すぎて、全景が捉えられない。ルーズで撮ってみる。
黒とゴールドの組み合わせが、お寺の祭壇のよう・・・。後光を刺したお釈迦様が今にも現れそう！さすが仏教を学ぶ大学ですね。
7号館では、福島県の警察官採用試験が行われていたようです。
学生食堂。
自販。当日、いざとなったらここで飲み物購入もできそう。
敷地内にあるさざえ堂。
中はらせん状になっていて、観音様にお参りできました。我が校の同級生みんな揃って、無事試験に通りますようにと祈念。
当日はまた埼京線に乗って池袋のホテルに戻り、大きい荷物を持って帰途に着くようです。
しかし今回、かなり蒸し暑い日だったこともあり、また板橋駅まで歩く気がどうしても起きず。（ちなみに、大正大学のすぐ近くに西巣鴨駅というのがあるんですよ！しかし、この駅から乗ると池袋までは乗り換えが必要なようで。やはり大人数でゾロゾロ移動するから、乗り換えなしのルートを学校側が設定しているのでしょうかね。）
正門を出たところでちょうどバス停にバスが！しかも池袋駅行き、と。「乗っちゃう？」「乗っちゃえ！」3秒で決断し、乗り込む。
快適に池袋駅まで着いた後、運転手をしてくれた夫ご所望の、牛タン屋「ねぎし」へ。
ちょうど混み始める寸前で入店できて、幸運でした。麦飯ととろろの組み合わせはどんどんいけちゃいますね。
その後、娘や義母にお土産を買ったり、駅近くのお店をのぞいたりして、早めに帰途に着く。
帰りもかなりすいすいと進み、東京は思ったよりも遠くないのだと思ったのでした。（自分で運転しなかったからだと思うけど）
さて、これで無事試験当日のイメージが出来上がりそうです。何事も、まず頭の中でぼんやりでもいいからイメージできれば、後はそれに具体的な行動をくっつけていきやすいかな、と思うのです。
なお、今回写真を掲載させていただいた京王プレッソインホテル池袋様、大正大学様、牛タンねぎし様には、事前に許可をいただいております♪